【TONOクリスタル上人橋からのお願い】勇気の一歩でいのちを繋ぐ、AEDの正しい使い方〜「絶対に危険はない」から、躊躇せず使ってほしい理由〜
こんにちは、株式会社東野ビルディングです。
今回は、いつもの楽しいコラムから少し視点を変えて、皆様や大切な方の「もしも」の命を守るための、非常に重要なお話をさせていただきます。
当社が所有する福岡市中央区今泉のビル「TONOクリスタル上人橋」には、万が一の事態に備えてAED(自動体外式除細動器)を完備しています。
街中で一度は見かけたことがあると思いますが、「実際に使うとなると、怖くて触れない」「万が一、間違えて電気を流してしまったらどうしよう」と不安に思う方も多いのではないでしょうか。
代表が普段から医療の現場に携わっている視点からも、これだけは最初にはっきりと断言させてください。
「一般の方がAEDを使って、万が一にも相手を危険にさらしてしまうことは、絶対にありません」。
今回は、目の前で人が倒れた時、躊躇なく命を繋ぐための「正しいステップ」と、AEDが驚くほど安全に作られている理由を分かりやすく解説します。
もしも人が倒れていたら? 命を救う3つの「黄金ステップ」
目の前で誰かが意識を失って倒れたとき、私たちが取るべき行動はシンプルに3つだけです。
ステップ①:大声で周囲の人を集める
まずは1人で抱え込まず、「誰か来てください!」と大声を出します。集まってくれた人たちに、具体的に「あなたは119番通報をお願いします」「あなたはAEDを持ってきてください!」と役割を頼みます。
ステップ②:呼吸がなければ、すぐに胸骨圧迫(心臓マッサージ)を開始
倒れている人の胸とお腹の動きを見て、普段通りの呼吸をしていなければ、すぐに胸骨圧迫を始めます。胸の真ん中を「強く、速く、絶え間なく(1分間に100〜120回)」、約5センチ沈むまで両手で押し続けます。これが救急車が来るまで脳に血液を送る、最も大切な作業です。
ステップ③:AEDが届いたら、フタを開けて音声ガイドに従う
AEDが到着したら、何はともあれフタを開けてください。最新のAEDはフタを開ける(またはボタンを押す)だけで、自動的に日本語の音声ガイダンスが流れます。あとは、その指示通りに動くだけで大丈夫です。
迷わなくて大丈夫!AEDが「絶対に失敗しない」科学的な理由
「もし心臓が止まっていない人に電気ショックを与えてしまったら……」という不安は、全くの杞憂です。
なぜなら、AEDの電極パッドを倒れている人の胸に貼ると、機器自体が全自動で「心電図の解析」を精密に行うからです。
医学的に、電気ショックが必要な状態(心室細動という、心臓がブルブルと痙攣して血液を送れない状態)のときだけ、AEDは「ショックが必要です」とアナウンスし、エネルギーを充電します。
もし、心臓が正常に動いていたり、逆に完全に停止してしまっている場合は、AEDが「ショックは不要です」と自動で判断し、ボタンを押しても絶対に電気が流れない仕組みになっています。
つまり、「流すべきではない人には、人間がどんなにボタンを押しても、逆立ちしても絶対に電気は流れない」という100%安全なセーフティロックがかかっているのです。ですから、使う側が判断を間違えるということは、科学的にあり得ません。
最初の数分間が、人生のすべてを分ける
119番通報をしてから救急車が現場に到着するまでの平均時間は、全国平均で約10分と言われています。
しかし、心臓が止まってから電気ショックを行うまでの時間が1分遅れるごとに、救命率は約7〜10%ずつ低下してしまいます。救急車が到着してからでは、間に合わないケースが非常に多いのです。
だからこそ、その場に居合わせた「あなた」が勇気を出してAEDのフタを開け、パッドを貼ること。それだけで、救える命の確率が何倍にも跳ね上がります。法的な責任を問われることも一切ありません。
結びに代えて
私たち株式会社東野ビルディングは、主に賃貸ビル建設という仕事を通じて、建物のハード面を守るだけでなく、そこに集う皆様の「大切な命」を守るソフト面の環境づくりにも、人一倍の情熱を持っています。
TONOクリスタル上人橋にお越しの際は、ぜひ「1階エレベーターホールにAEDがあるんだな」と、頭の片隅に記憶しておいてください。そして万が一の時は、どうか躊躇せず、音声ガイドを信じてその手を差し伸べてあげてください。
職人さんたちが心を込めて作り上げたこのビルが、皆様にとってどこよりも安全で、愛車や愛機(バイク)と共に、いつでも安心して暮らせる場所であり続けるために。私たちはこれからも、安全への妥協なき高い基準を掲げてまいります。
今日も皆様が、健康で素晴らしい一日を過ごせますように。